理事長所信                    公益社団法人 裾野青年会議所

                                                                                                理事長 永田平 正昭



【はじめに】



 1975年、私はこの世に生を受けました。以来、雄大にそびえ立つ富士山の下で人生を歩んできました。途中10数年、自らの修行のためこの地を離れることとなりますが、帰郷して生家に帰る度とてつもない安心感を感じることができました。この地の空気、景色、人間が大好きなのです。その中でも圧倒的な存在感を感じる富士山は私の人生の一部とまでなっています。その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られ、季節ごとにその表情を変える様は私に癒しと勇気を与えてくれます。

 幼少時代からどんな時でも富士山が見守ってくれていたような気がします。私の自慢の故郷です。私はこの愛する地域でパン屋を営んでいます。今年で8年目を迎えることになりますが、オープン当初を思い出すと込み上げるものがあります。初代で商売を立ち上げた私にとっては多くの不安が付きまといました。融資の問題、経営の在り方、集客の方法などわからないことだらけでした。私にあったのは志と熱い情熱だけでした。右も左もわからない商売という枠の中で我武者羅にかけぬけていそんな時、JCという聞きなれない団体に出会うことになりました。異業種の方ばかりではありましたが、志の高い人間の集まりに驚いたと同時に、自分の求めていたものを確信することができました。

 公益社団法人裾野青年会議所に入会し6年目の月日が流れようとしています。出向、委員長、副理事長と様々な経験をさせていただき、多くの人との出会いを得ることができました。そのなかで導き出したテーマが「夢」です。すべての出来事に夢をもって考え、夢をもって行動します。

家族、会社、地域、そして裾野青年会議所のために夢と希望と熱い情熱をもって走り抜きタスキを繋ぐことをここに宣言します。

富士山はいつでも、未来へかけぬける夢走人(ランナー)を見守ってくれています。



【富士山一周駅伝実現に向けて】



 裾野青年会議所創立40周年記念式典にて、新規ビジョン「構想富士山」が宣言されました。「一生住みたいと思える地域へ」「全ての人が教育を意識する地域へ」「自然と人の共生が息づく地域へ」「観光、産業で幸せを享受できる地域へ」

 ここから「富士山一周駅伝」の計画を立ち上げ、富士山を囲むブロックで構成される会議体「JC富士山会議」の賛同、協力をいただき、実現に向けてスタートしました。富士山近隣地域の人々が手を繋ぎ、富士山を一周する駅伝大会を開催し人々が集うことにより、スポーツイベントを通じて国内外へ世界文化遺産富士山の魅力を発信し、地域と世界が繋がることを目的とし企画してきました。

市町や県をまたぐ壮大なこの事業にはいくつもの壁が立ちはだかりました。その壁を一つひとつクリアし、あと一歩のところまで来ています。静岡県警察、山梨県警察との道路使用許可についての協議を完了させ、行政、諸団体、協賛企業の賛同を得る事を課題とし、開催実現に向けて活動していきます。

昨年、二日間に渡り実施した試走会では多くのことを学ぶことができました。約130キロに渡るコース10区間をタスキで繋ぐためには、JC富士山会議LOMの横の連携、協力が必要不可欠であることです。そしてこの地域の魅力と現状と問題点等を確認することもできました。我々JCがこの事業を必ず実現しなければならないと再確認することができ、本大会に向け新たなる意識が芽生えました。

私たちが愛して止まない富士山の魅力を世界に発信するということは、同時に地域の発展に繋がり、また文化遺産保全の意識も高めることができます。富士山保全は我々近隣地域住民の責務であり、率先して活動していかなければなりません。地域の魅力と問題点を再確認するために、美化清掃活動の一環として富士山一周駅伝のコース上のゴミ拾い等を行います。富士山一周駅伝の開催は我々JCにしかできない夢の一大事業だと思います。その夢を実現させるため、JC富士山会議、近隣地域の行政、企業、警察署が横の連携をより強固なものとしなければなりません。5年に渡り繋がってきた汗と努力の染みついたタスキを受け継ぎ、メンバー一丸となって未来へかけぬけます。



【創立45周年に向けて】



 公益社団法人裾野青年会議所は本年度、創立45周年を迎える節目の年となります。周年事業の目的とは、45年前、裾野青年会議所を立ち上げた先輩方の想いを継承することと同時に未来へ向け新たなビジョンを発信することだと思います。はたして我々現役メンバーが先輩方の想いを胸に活動、行動できているでしょうか。この節目の年に今一度45年の長きに渡り培ってきた裾野青年会議所の歴史を振り返り、伝統を守り抜き、新たな道を築き上げてこられた先輩方に感謝し、これから先、後世まで想いを繋げていけるように事業を展開していきたいと思います。

 青少年育成事業の最終的な発表の場とし、裾野市近隣地域の子供達が考える夢のまちを会場に掲示し、魅力ある住みやすい地域を発信できる場を提供したいと考えます。

 また、2020年夏季オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されることによりボランティアやスポーツを通じたライフスタイルが今以上に意識される社会になると思います。自分達の地域と文化を見つめ直し、スポーツを取り入れた柱を継続して打ち出し、明るい豊かな社会を築き上げるため、想いが繋がる周年事業を企画します。



【青少年育成事業に向けて】



 公益社団法人裾野青年会議所は、友好JCである公益社団法人島尻青年会議所と共に青少年育成事業を開催してきました。富士登山事業や沖縄自然体験事業を通じて、子供達の友情、自立心、協調性の成長を間近で感じることができました。子供達と触れ合うことでその素直な心が我々に気づきを与えてくれ、互いに成長してきました。

現代の子供達はどのような夢を描き大人への階段を登っているのでしょうか。このような混沌とした現代社会であっても大きな夢を描くことができているのでしょうか。私は夢を持ち行動している人間に魅力を感じます。それは未熟な子供であろうと成熟した大人であろうと関係ありません。夢に向かって前進する姿勢にパワーが宿るのです。その胸に秘めた想いを語り合い、共有できたら確実に絆は深まると思います。その夢を実現するためにはどのように計画、行動していけばよいのか。5年後、10年後、20年後の自分、そして地域を想像するためには現状の把握、課題、問題点の収集が必要となります。次世代を担う青少年に焦点をあて、テーマを「夢」と掲げ、想いを形として落とし込めるような事業を展開していきたいと思います。また、もう一つの課題として防災に対する意識の向上についても考えていきたいと思います。有事の際、対応できる知識と準備を子供のみならず我々も共に学びたいと考えます。「まさか」を想定した事業を取り入れ、体験することにより危機管理能力の向上を目的とします。静岡県は、名実ともに世界に誇る防災先進県と言われてますが自然の驚異の大きさは計り知れず、現状に満足してはなりません。青少年育成事業を通して社会福祉協議会、裾野ボランティアコーディネーターの会との連携を図り、新たな災害ネットワーク構築を目指します。



【会員拡大に向けて】



 もしも私が青年会議所に入会していなかったらどんな人生を送っていただろうか。真っ直ぐにしか物事を考えることしかできず、狭い範囲での行動があたりまえと思えてしまう人間になっていたかもしれない。

 私はJCに出会えて本当に良かったと思いますし、きっかけを作ってくださった先輩には感謝しています。人を成長させるのは人でしかないという言葉がありますが、まさに青年会議所がそれに当てはまると思います。志高い多くの人と出会える場所であり、多くの考えや気づきを与えてくれます。しかし、このような自己の成長のためのチャンスを与えられても行動しなければ未来には繋がりません。チャンスは無限に広がると思います。

 明るい豊かな社会の実現のために活動できる青年会議所運動の素晴らしさを、多くの人に共有してもらいたいと思います。メンバーの意識が高まれば高まるほど、魅力的な人間となり、その発信が会員拡大に繋がると信じています。永遠のテーマでもある会員拡大は真剣に、そして情熱をもって取り組みます。

 また、毎月の例会では3分間夢スピーチを組み込みます。メンバー、オブザーバーの前で自身の持つ夢や計画を自由に発表してもらい皆でその想いを共有し、未来へ向けて何かを感じとってほしいと考えます。言霊という言葉があるとおり、言葉には神秘的な力が宿るとされています。夢スピーチをすることにより、大きな勇気と愛、そして熱い情熱を与えてくれることを信じます。

 年間を通してストーリー性のある例会を企画し、常に100%例会をメンバーには意識してもらいます。セレモニーの重要性を再確認し、充実した内容の例会を設営することにより、青年会議所が魅力的な組織だとオブザーバーには感じていただけると信じています。



【結びに】



青年会議所は明るい豊かな社会の実現のために「修練・奉仕・友情」を基軸とし、日々活動しているまちづくり団体です。

 どんな人間でも一日、一年過ごせば自然に成長しています。ですがJAYCEEは自分次第でいくらでも成長の幅を広げることが可能です。

笑顔の絶えない、元気で活気に満ち溢れたLOMを目指して、夢走人(ランナー)は走り出します。

タスキを握りしめて。



あなたを待つ人は必ずいる。

一度しかない人生。

リスクヘッジなJCはやめて、

もし、あなたが決めたなら、それにすべてを賭けようではないか。

この潔い思い切りこそ青年らしい。

失敗してもいい。

それどころか、どうせ失敗するなら派手に失敗しようではないか。

全てが成果であり、だからJCは面白い。

そこにJAYCEEがいる限り、

底知れぬ力をもつ日本は必ず再興できる。

必ずである。

すべては未来を生きる人のために。

先駆けよう、JAYCEE。

美しく先駆けよう。









2015年度 公益社団法人 裾野青年会議所スローガン

                                                                                     

「未来へかけぬける夢走人(ランナー)となれ!」



2015年度基本方針・基本運営方針

 [2015年度基本方針]

 


      1.LOM活動の活性化

      2.まちづくり事業運営と新たなネットワークづくり

      3.富士山一周駅伝大会の実施

 


[2015年度基本運営方針]

 


      -1会員拡大

     -2.活発な委員会運営

     -3.建設的な会議の運営

     -4.会員の資質が向上する例会の運営

 


-1青少年育成事業の実施 

  2.創立45周年記念式典の運営・実施

  3.セミナーの運営・実施

 


      -1富士山一周駅伝大会の運営・実施

 


 


出席義務事業

富士山一周駅伝大会

静岡ブロック大会

青少年育成事業

創立45周年記念式典